好きな音の話

最高!セカンド・ライン・ビート!

僕は、ニューオーリンズ・ファンクが大好きです。

何と言っても、そのビートの気持ち良さは最高!

いわゆる「セカンド・ライン・ビート」ですね。

アラン・トゥーサン、ミーターズ、ドクター・ジョン、ネヴィル・ブラザーズ、ダーティダズン・ブラスバンド・・・。

本当に豊潤なサウンドですね。

「セカンド・ライン・ビート」とは、ニューオーリンズ・ファンク独特のビートであり、歴史的には「アフリカからニューオーリンズに連れてこられた奴隷たちの間に伝わり続けたアフリカ起源のヴードゥー教の集会で用いられていたリズム」らしいです。

そして、「セカンド・ライン」の名の由来は、ニューオーリンズの文化を代表する葬式のパレードで先頭を行くブラス・バンド(ファースト・ライン)の後に続いてバラバラに歩いてついて行く参加者の列の名前(セカンド・ライン)にあるようです。

僕の解釈では、「シャッフルと8ビートが混ざり合ったような妙なシンコペーションが効いたビート」。

この妙な感じのビートが、何故かとても気持ち良いんですね。

しかし、バンドやソロで演ろうとすると至難の技。
なかなか出来ません。

打ち込みも恐らく相当大変だと思います。

しかし、まだまだ頑張って、何とかして自分のモノにしたいビートですね。

最高ですよ!
セカンド・ライン・ビート!

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テープ・エコーでロカビリー♪

僕は、ギターのエフェクト(効果音)として、エコー(残響・こだま)は大事だな~と思っています。

掛け過ぎると、違う世界へ行ってしまったり、下手すればお下品な感じもしますが、そのギリギリぐらいが大好きなんですね。

ちなみに、内田勘太郎さんは、憂歌団時代のライヴでは、どんな場所でもチャキのピックギター(アコースティック・ギター)をマイクで拾い、かなり深いリバーヴ(残響)とディレイ(こだま)を掛けていました。

また、ブライアン・セッツァーは、ストレイ・キャッツ時代から現在迄、一貫して赤いグレッチのギター(フルアコ:Nashebill#6120)とフェンダーのアンプ(ベースマン)との間に、やはりかなり深いリバーヴとディレイを掛けています。

ブライアン・セッツァーは、シャッフルのリフで、ちょうど3連符が跳ね返って来るようにディレイを掛けており、ビートを強調させる効果も出しています。

このブライアン・セッツァーがずっと使っているのが「スペース・エコー」。
日本のメーカー、ローランドが'70年代後半に産んだテープ・エコーの名機です。

デジタルのリバーヴ/ディレイ、またアナログのチップ(半導体)を使ったリバーヴ/ディレイとは明らかに違う温かみのある甘い音。

現在、中古市場では相当高額な値が付いており、とても手が出ません。

しかし、数ヶ月前、この「スペース・エコー」をシミュレート(モデリング)したコンパクト・デジタル・エフェクター「RE-20」がBOSSから出ました。

発売後、あっという間に売切れてしまい、僕は予約して一ヶ月待ち、やっと手に入れました。

これが実際に使ってみると、ホントにテープ・エコーそのもの。
良くもまぁ、最新のデジタル技術でこんな温かみのある甘い音、かつノイジーな音を再現したな~と。

僕の赤いグレッチのギター(フルアコ:Nashebill#6120)をこの「RE-20」につなぎ、フェンダーのアンプ(ベースマン)でちょっと歪ませると、もうサウンドはブライアン・セッツァー!!

ということで、久しぶりに、ロカビリー・トリオ(ベースはウッドベース、ドラムはスタンディングで)をやろうかな~という所です(笑)。

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フィンガー5とロックンロール(第1回)

僕は、いわゆる3コード&シャッフルのロックンロールが大好きです。

チャック・ベリー、エルビス・プレスリーを筆頭に、リトル・リチャード、ラリー・ウイリアムス、”火の玉ロック”のジェリー・リー・ルイス、そしてロカビリーのエディ・コクラン、ジーン・ヴィンセント・・・。

そして、マイ・フェイヴァリット・アーティストのストレイ・キャッツ&ブライアン・セッツァー。

それでは、僕がこんなに3コード&シャッフルを好きになったきっかけは何か?

それは、小学生の頃の「フィンガー5」です。

生まれて初めて買ってもらったシングル・レコード「個人授業」。
この曲、イントロからエンディングまで全くスキのない完璧なソウル風ロックンロール・ナンバー。
今、この曲をブライアン・セッツァー・オーケストラ(BSO)がバリバリのビッグバンド・ロックンロールとして演奏してもカッコイイはず。

「フィンガー5」は実はその前に「ベイビー・ブラザーズ」という名前で一度デビュー(キングレコード)していたのですが、レコード会社に変にいじられ過ぎ、売れなかったんですね。

その後、何とあの矢沢永吉&キャロルを発掘し、デビューさせた敏腕のロックンロール・プロデューサーが再プロデュースし、何久悠&都倉俊一の楽曲でナンバー1ヒットを生んだんです。

「個人授業」は、3コードを基本にサビにオカズが入ったシャッフル・ナンバー。
音の肌触りはソウルフル。ホーンもたっぷり入っているし、ヴォーカル晃君はフェイクしまくり。
また、歌詞も「子供の僕が先生に恋をしてドキドキして死にそう・・・」という内容。至ってキャッチー&ファンキー!

当時、このシングルを聞く時は、緊張してレコード・プレイヤーの前に正座したものです。

この緊張感の理由を振り返ってみると、音楽的に他になかった(自分が聞いたことがなかった)3コード&シャッフル&ソウルフルなフェイク、とう3つのキーワードが挙げられます。

では、何故「3コード&シャッフル&ソウルフルなフェイク」に僕は高揚したのでしょうか?

(次回へ続く)

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好きな音の話(第1回)「6thコード」

これから少しずつ、自分が好きな音について、話をしていきたいと思います。

僕は、内田勘太郎さん(憂歌団)とブライアン・セッツァー(ストレイ・キャッツ)という2人のギタリストを敬愛しています。
この2人のギターは「単音のメロディライン・ヴォイシング(和音の響かせ方)・ビート感」がとても素晴らしいのですが、2人に共通した具体的な特徴が一つあります。
それは「3コードのブルース形式の曲で6thコードを良く使う。」ことです。

普通、3コードのブルース形式の曲では、7thコード(いわゆるセブンス)を当たり前のように使います。
3コードのブルースで7thを弾くと、それだけで
「あ~こりゃブルージー!何かちょっと悪いヤツ!Oh~Yeah!」
という気分になります。
しかし、僕はどうもこれだけだとしっくり来ないんですよね~。

以前、憂歌団の内田勘太郎さんが「いわゆるブルースはこういうのが多く(といって7thコードを弾く)目茶目茶好きなんだけど、これだけだと納得できない。だからこういう風に弾いたりするんだ。」と言って6thコードを入れたブルースを弾いており、とても共感しました。
実際、憂歌団の曲はやたらと6thコードの入った曲が多いんです。肩を張らず「まぁ、ぼちぼちいこうか~(木村さんの口癖)」という感じですね。

また、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーも3コードのロックンロールでとにかく6thコードを多く使います。
ブライアン・セッツァーは、元々ジーン・ヴィンセント(50年代ロカビリーの大物)のバンドのギタリスト、クリフ・ギャロップ(あのジェフベックが以前トリビュート的なアルバムを作った程、超絶なギタリスト)の影響を強く受けていますが、このクリフ・ギャロップは実に多く6thコードを使っています。

チャック・ベリーやリトル・リチャードの7thゴリ押しロックンロールに比べると、ジーン・ヴィンセントは僕にはちょっとモダンに聞こえます。
そういえば、ブライアン・セッツァーは、レス・ポールの影響も受けていますが、レス・ポールも6thコードを良く使っています。レス・ポールの音楽はとても古いんですが、今でもモダンな感じがします。

また全然異なる世界ですが、ハワイ音楽は6thが多いですよね。何せ、ウクレレのチューニング(4つの弦の開放)自体がCの6thですからね。
あの、ホンワカしか響きは6thならではですね~。
僕はウクレレも大好きで、Low-G(4弦を1オクターブ下げた)のコンサート・タイプ(ちょっと大きめの)のウクレレにて、ソロでスタンダード・ジャズを弾いたりしています。

こんな訳で、僕が好きな音は6thコードの響きです。

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